【1年で医学部合格】防衛医科大学と自治医科大学にW合格!堤さん編

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今回の生徒さんは、浪人時代の1年間で武田塾にて大きく成績を伸ばし、防衛医科大学と自治医科大学の2大学合格を成し遂げた堤さんです。

堤さんは、浪人時代の1年間で「参考書が頭の中に蘇るほど」徹底的に基礎固めに取り組んでいたようで、使用したノートは40冊を超えたそうです。

それでは早速、その1年間の浪人生活と武田塾との関わり方、そして防衛医科大学と自治医科大学のW合格を掴み取った堤さんの逆転エピソードを見ていきましょう!

自治医科大学

自治医科大学合格

堤さんが合格した自治医科大学は、医療に恵まれないへき地における医療の確保と地域住民の福祉の増進を図るために、全国の都道府県が共同して設立した大学です。

自治医科大学の特徴としては、多くの志願者の中から都道府県ごとに2~3名ずつの学生が選抜されるということです。

全寮制であり勉強に集中できる環境となっており、質の高い教育を受けることができます。

自治医科大学の特色

自治医科大学は全寮制となっており、6年間の寮生活をすることで自律協調の精神と責任感を養うことができます。

2013年〜2022年に実施された医師国家試験では、10年連続全国第1位となっており2023年は99.2%で全国第2位の成績を誇っている他、偏差値は医学部67.5・看護学部47.5と、堤さんが受験した医学部は競争が非常に厳しい学部であることが分かります。

自治医科大学の歴史と成り立ち

自治医科大学は医療に恵まれないへき地における医療の確保と地域住民の福祉の増進を図るために、1972年に全国の都道府県が共同して設立した大学です。

2002年に自治医科大学看護学部が設置され、2学部となりました。

堤さんが受検した医学部は自治医科大学設立当初から設置されている、歴史ある学部です。

防衛医科大学

防衛大合格

堤さんが合格した防衛医科大学は、医師と幹部自衛官の両立を目指すため、医学の勉強である進学課程と自衛官の訓練に相当する訓練課程の両方を行います。

6年間の教育訓練と学生舎での規律ある団体生活を通して、医師として働ける幹部自衛官の人材を育成しています。

防衛医科大学の特色

防衛医科大学は、埼玉県所沢市の中央部に位置しており、6年間の教育を通して、臨床医としての総合的な能力を身に付けた自衛官の育成を行なっています。
防衛医科大学は、目的に沿って働けば大学が学費を負担するという「目的別医科大学」の一つで、入学するれば学生ではなく「特別職国家公務員」になる大学です。

そんな防衛医科大学の偏差値は、50.0〜67.5ですが、その中でも医学部の偏差値は67.5と最も高い偏差値を誇っており、難易度が高い点が特徴です。

防衛医科大学の歴史と成り立ち

防衛医科大学は、医師である幹部自衛官となるべき者の養成や、自衛医官に対して任務遂行に必要な医学の知識などを習得させるために、1973年に防衛庁の施設等機関として開設されました。

2014年に4年生の看護学科が設置され、2023年に創立50周年を迎えています。

現役時の成績から武田塾での再挑戦

浪人してリベンジを決める堤さん

堤さんの現役時代の偏差値は、決して医学部に合格できる水準ではありませんでした。
弘前大学医学部を受検したものの合格する事ができず、リベンジするために武田塾のお茶の水本校に入学し、勉強をスタートさせました。

現役時代の偏差値と共通テスト結果

現役時代は数学の偏差値55・化学は偏差値60であり、共通テストについても72%と医学部に合格する水準の受験生ではありませんでした。

当時は弘前大学医学部を受験したものの現役合格を果たすことができなかったため、武田塾 お茶の水本校に入学し、リベンジを目指して勉強をスタートさせます。 

武田塾お茶の水本校を選んだ理由

堤さんが現役時代に通っていた予備校では季節講習で授業を詰め込みすぎてしまい、学習が捗らなかったという経験がありました。

この反省から、浪人時は季節講習がなく自分の勉強時間を大切にできる武田塾に通うことを決意します。
武田塾では期待していた通りに自分だけの勉強時間を多く確保できたため、自分のペースで学習を進める事ができ成績もあがっていきました。

武田塾での再挑戦と成績の変化

武田塾では1日当たり平均13時間の勉強を行うことができ、最終的に数学の偏差値は、55から67.5と12.5も上げることができました。

苦手だった化学についても偏差値60から70以上に10以上アップし、安定した成績を出せるようになっただけでなく、共通テストの得点率も72%から85%以上に上昇しています。

浪人生活の春、基礎固めと自己管理を徹底

基礎問題精講の話をする堤さん

堤さんの現役時代は基礎の抜け漏れがあったとのことで、浪人生活がはじまってからまずは徹底的に基礎固めを行いました。

基礎の完成度を武田塾の先生のチェックを受けることで1つずつ確認し、完成度を少しずつ高めていきました。

3月~5月の徹底した基礎固めで抜け漏れを防ぐ

春は以下の参考書を使用し、基礎固めを重点的に行いました。

・数学 「基礎問題精講」
・化学 「リードLightノート化学基礎」
・物理 「物理のエッセンス」と基礎系の参考書

特に数学については数Ⅲまでを5月に終了させており、スピード感をもって基礎固めを行いました。
基礎以降の参考書を使って勉強するにしても、解法や考え方が常に必要なので春に基礎勉強をしっかり続けることは意味があったみたいです。

現役時代の受験勉強ではは基礎部分に抜け漏れがありましたが、浪人時代には基礎を徹底して実力を高めることができました。

武田塾の先生の指導方法とその効果

武田塾の先生は、別解まで理解しているかの確認や、学んだ内容に対して理解が抜けていないかを確認してくれたほか、科学や物理の指導を通して一つひとつの分野を深く学ぶ事ができ、知識不足がない万全の状態にすることができました。

武田塾の先生の質問の良いところは、各教科1人ずつの先生が生徒に対して質問を行ってくれるところで、例えば化学の分野で宝石であるルビーの構成元素を問われても、最初は答えられませんでしたが、1週間後に再度聞かれた際には答えられるようになったそうです。

基礎の完成度を、武田塾の先生のチェックを受ける事で高めていくことができました。

参考書のレベルアップと過去問対策

参考書のレベルを上げた堤さん

武田塾で春に基礎固めができてくると、6月以降は参考書のレベルをあげて取り組みました。

これまでに基礎固めがしっかりできていたこともあり、参考書のレベルをあげても順調に進めることができたため、その後の過去問の対策も入念に行い、激戦の防衛医科大学への受検にチャレンジしたのです。

レベルアップした参考書の詳細

6月頃には参考書のレベルがあがり、以下の参考書を使用しました。

・数学 「基礎問題集」「国公立標準問題集CanPass数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・C」
・物理「国公立標準問題集CanPass物理基礎プラ+物理」
・化学 「リーLightノート」「化学重要問題集」

本来はアウトプットの時期ですが、基礎固めをしっかり行ったので苦労はせず順調に進めることができたとのことです。

夏以降は更に参考書のレベルがあがり、数学は「ハイレベル数学 完全攻略」シリーズ、物理は「名門の森」、化学は「化学重要問題集」に取り組んだそうです。
特に数学の参考書は、思考を鍛える参考書で国公立でもトップクラスに難しい数学の問題が載っています。

堤さんは1問を1時間以上かけて解く場合もあり、「①解いたら思考のプロセスを見て考え方を確認、②その後に解法を見て丸つけを行う、③別解でも解いてみる」ということを実践したとのことです。

防衛医科大学の難しさ

防衛医科大学の受検は、東大・理三・京大医学部生との戦いであり日本トップクラスと言っても良いレベルの競争です。

そんな超激戦レベルの防衛医科大学に堤さんが受検した理由は、現役時代にも一度受験しており諦めきれなかったためで、浪人して再度挑戦したのだそうです。

過去問対策

防衛医科大学を受験する際の過去問対策は、理科は7年分を2周、数学は10年分を解きなおしました。

防衛医科大学の難しさの一つとして挙げられる、数学の問題量と計算量が多くて時間が足りない点は、時間不足を克服するために解法を見つ一め直して短縮できるポイントを探し、問題の切り捨てを判断する速度を高めることで対策したそうです。

先生たちも過去問題を通して、分野ごとの分析を手伝ってもらいながら進めていきました。

防衛医科大学と自治医科大学の受験

自治医大・防衛大にチャレンジした話をする堤さん

基礎固めを経て順調に勉強を進めていた堤さんは、難関の防衛医科大学と自治医科大学を受検します。

武田塾では、先生が面接対策もしっかり手伝ってくれたこともあり、本番でもしっかり力を発揮することができました。

防衛医科大学の受験と手応え

防衛医科大学を受験した堤さんですが、万全の準備をして受験に望むことができたため学科試験の手ごたえはありました。

1月末に合格が分かった時は、本当に嬉しくて感激しました。

お茶の水本校での面接対策

武田塾お茶の水本校では面接対策も力を入れており、面接の前には先生がが集まってくれて、二次面接のグループディスカッションの対策を行ってくれました。

実際に3人の先生と練習を行いましたが、役職の振り方や話題の進行の仕方、話題がそれた時の戻し方など細かいところまで指導してもらえました。
堤さんはグループディスカッションを受けるのは初めてだったとのことで、この面接の練習を本番でも生かすことができ、初めての形式の面接でも落ち着いて対応することができたそうです。

自治医科大学の受験と結果報告

現役時代にも受験した自治医科大学もリベンジでした。

満を持して挑んだ結果、グループディスカッションは練習の甲斐あって好調だったものの、個人面談は緊張してうまくしゃべれませんでした。

数学の試験も苦戦したものの、手ごたえはありました。そして結果は合格!
結果を武田塾お茶の水校の講師に電話で報告すると、電話の後ろから歓声が聞こえるぐらい喜んでくれて、本当に嬉しかったとのことです。

自治医科大学は合格する人が少ないので、両親も合格したことを驚いてくれました。
自治医科大学は各県2〜3名の枠しかない狭き門としても有名ですが、堤さんは東京都の中で合格した、たった2人のうちの1人でした。

W合格を目指して参考書が頭の中に蘇るまで基礎を徹底的にやり込もう! |まとめ

浪人の1年間で成績も大きく伸び進むべき未来について考えて、医師という仕事の意義を整理し理解することができました。

大学入試にあたって基礎が大事とは皆言いますが、堤くんによると「自分の頭の中で参考書を蘇らせることができるくらい本当に抜け目なくやることが大事」なのだそうです。

医学部受験は応用問題の攻略よりも、基礎の徹底や取りこぼしを防ぐことが重要です。
武田塾お茶の水本校に通って講師全員が家族のように一緒に戦ってくれて心強かったそうです。

精神的につらかった時も講師に相談して気持ちを立て直す事ができ、難関大学2つ合格につなげることができました。

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